はじめまして。理事長の柴田典子と申します。精神科病院・クリニックデイケアに勤務し25年を超えました。

 その間の精神科医療の変容は、私にとって時代の変革期と同じような感覚があります。長きにわたり入院生活を送り、ようやく地域で生活できる日が訪れても、その環境に馴染めず孤独に陥り再入院という方も多く、地域医療の必要性を感じています。

 そこで、同じ病気や障害をもった人を助け、相互支援関係を築けるピアサポーターに期待を寄せています。地域医療に関わったり、地域での居場所づくりのお手伝いなど、医療や福祉支援従事者とともにピアサポーターが活躍していくことで、支援する側される側という関係だけでなく、仲間としてのつながりが生まれると考えています。

 また、家族や支援者においても心に抱えた荷物を下ろす場が必要であり、そうした場を作ることで煮詰まった状況から脱することができるのではないでしょうか。

 皆が自分らしく生き、少しでも幸せを感じる時間を作れるよう、NPO法人F-nextならではの発想力と個性豊かな人材を生かし、つながりを作っていきたいと思います。

 それには、今何が起こっていて、どんなことが必要とされているのかを、一緒に考えたり悩んだり、協力してくれる仲間が必要です。二人に一人が単身世帯という時代がくるといわれています。孤独に陥らず、自分らしく生き、幸せを感じる時間が持てるよう一緒に考えていきましょう。