今日はピアサポーターのミーティングでした。月に2回、病院に入院している方のサポートに行きます。どんな活動をしてきたか、よかったこと、苦労したこと、今後の企画や提案、相談したいことを出し合い振り返ります。最近、ピアサポのみんなが頼もしく、しっかりと支援者の視点になっているところがすごいなーと感じます。とはいえ、ピアサポーターって何?と聞かれ、答えに困った経験のあるピアサポメンバーは多いのです。それは、一言では説明できないほど、奥深く、それぞれの感性ととらえ方によって表現方法が違うからなのかなと思います。
ミーティングが終わり、後半はピアサポーターならではの相談会が開かれました。Aさんから、ピアサポーターとして仲間を助けたいと思うあまり、気が付けばその人との距離があまりにも近くなり、苦しくなってしまったという相談でした。ピアサポーターとして仲間を助けてあげるというのは、ちょっと素敵な響きとして一人歩きしてしまうことがあります。この現象は普段、意識していないと思いますが、いろいろな場面でみられます。「自分が頑張らなきゃ、どうにかしなくちゃ」と相手の問題を背負ってしまったことはありませんか?
相談会が進むと、Aさんからは「ピアサポ感を出しすぎてしまった」「共依存になっていた」という気付きがありました。相談に乗っていたメンバーからは「一人で抱えず相談できている」「その人のために頑張った」「これ以上、がんばらなくていい」「積極的に人とかかわっている」とAさんのいいところ、がんばってるところを伝えています。
今回、ピアサポートに苦労したAさんですが、とってもいい苦労です。自分以外の人を助けたいと感じ行動に移したAさんは、サポートする人に不可欠な”この人を助けたい”という想いを持っています。とても大切な素質です。そして、サポーターとして、新たな次のステージに進んだのだと感じます。
相談の中で、”ピアサポーターってなんだろう?”というテーマが出てきました。これからみんなで考えていきます。